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英語学習は、人生を変える。
私は18歳の頃に本格的に英語の学習を始め、30歳の時点で英検1級とTOEIC満点という資格を保有するまでに至りました。(詳細プロフィールは こちら でどうぞ。)
振り返ってみると、英検やTOEICなどの学習始めたことで、人生が驚くほど好転したと感じています。
今、人生がとても楽しいです。
様々な情報にアクセスできるのはもちろんのこと、仕事の幅も広がり、海外旅行も不自由なく行けるようになりました。
それでも、最も恩恵を受けていると感じるのは、「自信がついたこと」です。
正直、これさえあれば他のどんなことに対しても相乗効果が生まれていきます。
このような良いスパイラルに入れたのも、英語学習を始めたことがきっかけです。
本記事では「英語で人生を変えること」に少しでも興味を持っている人に向けて、私自身のリアルな経験をもとに「知らないと損」だと思う情報をお届けしたいと思います。
「英語ができる」と言える基準とは?
具体的なことを話す前に、前提を揃えておきましょう。
私の考える「英語ができる」とは、以下の基準になります。
・大学院生まで
TOEIC730点 or 英検準1級 以上
・社会人以降
TOEIC860点 or 英検1級 以上
意外と高いですか?それとも低いですか?
感じ方は人それぞれだと思いますが、このくらいのスコアや級を取得することができれば、間違いなく人生は好転します。
YouTube や X(旧Twitter)には英語の猛者たちが溢れていて引け目を感じてしまうかもしれませんが、気にする必要はありません。
TOEIC公式サイトによれば、2022年度に行われたTOEICのスコア平均は608点だったそうです。
(出典:ETS TOEIC)
このデータによれば、730点で上位30%、860点で上位10%くらいであることがわかります。
なぜ、英語ができると人生が変わるのか
ハロー効果(Halo Effect)という心理学用語は聞いたことがあるでしょうか?
これは秀でた1つの特徴が、他の特徴の評価をポジティブなものにする傾向のことを指します。
例えば、話している相手が東大生と聞いただけで、その人がなんでもできるスーパーマンな気がしませんか?
肩書き、学歴、稼ぎ、ルックスのような類のものはハロー効果を引き起こします。
その結果、周りから良い評価を受けることができます。
そして、自己肯定感が上がって良いスパイラルに入っていく。
これと似たような現象が、「英語ができる」という人にも起こるのです。
無論、「英語ができる」という看板があれば就活や出世レースで有利な部分も出てくるでしょう。
だからこそ、手っ取り早く人生を変えたいのなら英語はコスパが良いという主張をしています。
多くの選択肢の中から英語を選ぶ理由
動画編集やプログラミングなどのIT系、筋トレなどの運動系、イラストや音楽などの芸術系といった様々な選択肢がある現代において、英語を推す理由は1つです。
それは「誰にでも可能性があるから」です。
正直、英語以外の活動はセンスによって左右される部分が大きすぎます。
何であっても、やってやれないことはないと思いますが、コスパという観点で優先度が下がります。
その点、英語はどうでしょうか?
もちろん上達のスピードに個人差はありますが、結局のところは慣れが重要なだけです。
最終的には誰でも習得が可能です。
あなたがアメリカやイギリスに生まれていたら英語が話せるようになっていたはずです。
それは、日本語を話すのに苦労していないことから想像できると思います。
要するに英語は学習を習慣化して、慣れることさえできれば、誰にとっても人生を変えうるツールになるということです。
そういった意味で、取り立てて英語学習を「誰でも簡単に人生を変えられる方法」として紹介しています。
誰かの英語学習をプロデュースするなら
ここまで読んでくれた皆さんが気になっているのは、「どうやったら英語ができるようになるのか」ですよね。
英語学習サービスの発展が著しい現代なので、どのように英語力をあげていくかは悩ましいところだと思います。
なので、自分が「誰かの英語学習をプロデュースするならどうするか」という観点で、オススメする学習をまとめてみました。
とりあえず英検のことは考えず、TOEICにのみ注力する方針で考えています。理由を以下に示します。
・受験機会が年間12回前後と豊富
・受験費用が安い
・5点刻みでスコアがでるため努力が反映されやすい
・リスニングとリーディングのみの試験なのでスコアを伸ばしやすい
・日常やビジネスシーンでの英語を特化して学べる
・多くの企業が英検よりもTOEICスコアを気にする傾向がある
すでに英語学習を初めているという方は、方向転換や追加・修正を咥えながらリスト内の学習に入っていく形でも構わないと思います。
効率的にTOEICのスコアを上げる方法
まず、TOEICのスコアをアップするために考えてほしいのが、「自分のレベルを客観視する」ということです。
なぜなら、「意味のない学習」をしているうちは上達が見込めないからです。
私の知り合いに「オンラインで英会話の練習を頑張っているけど、TOEICの点数が伸びない。」と言っている人がいました。
「そりゃそうだ。」と思った方が多いと思いますが、やっていることと目標のミスマッチによって、英語の上達が妨げられているケースを私は今までに幾度となく目撃してきました。
オンライン英会話をやるのであれば、どういう目的で、どの会社のサービスを使って、どのように学習をするのかまでを詰めて考えなくてはいけません。
こういった経験から私は、具体的にどの教材で何をすべきかということを考えてみました。
以下の表では、Listening と Reading の得点帯ごとに使う教材やサービスを厳選して、「効果のある学習」になるように組んでみました。
発音をひとつひとつ |
中学英語をひとつひとつ 金のフレーズ |
470点奪取の方法 DMM英会話 瞬間英作文 |
|
リスニングの教科書 | 高校英文法をひとつひとつ 初心者特急 パート5 初心者特急 パート6 |
600点奪取の方法 公式TOEIC500+ Native Camp 600点コース |
シャドテン | 文法問題でる1000問 黒のフレーズ |
730点奪取の方法 TOEIC公式問題集10 Native Camp 800点コース |
Netflix海外ドラマ鑑賞 | 公式 Part 7 速読演習 暗黒のフレーズ |
860点奪取の方法 公式TOEIC800+ MeRiseフィリピン留学 |
BBCラジオ聞き流し | 990点攻略 改訂版 990点攻略 文法語彙問題1000 TOEFLリーディングのエッセンス TOEFL文法問題580問 |
問題集を解きまくる |
ちなみに、効率的かつ持続的にスコアを伸ばしていくためには、色々なことに手を出しすぎないことも重要となります。
なので教材を選ぶ際は基本的に「シリーズもの」や「信頼できる著者または公式が出しているもの」を選ぶように心掛けています。
そこから逸脱している教材やサービスに関しては、私が実際に使用してみて、とても良いと思ったものを厳選して載せています。
リスニング学習についての補足
リスニングは、まず自分の発音を矯正するところから始めましょう。これは「正しく発音できない英語は聞き取れない」という鉄則があるからです。その後、私が激推ししている「リスニングの教科書」という書籍で、英語の音声変化(リンキングやリダクションなど)を学んでいきましょう。そうすることで、教材における学習の吸収率が高まることが期待できます。次の段階は「シャドテン」、すなわち「シャドーイング × 添削」のサービスを利用して、プロ講師からのフィードバックをもらうことです。発音できていない音があれば、「リスニングの教科書」に戻って理屈を理解するようにしてください。シャドテンでのトレーニングが終わったら、海外ドラマやBBCラジオを利用しながら、実際の英語の速度に慣れていく必要があります。ちなみに、海外ドラマを見る際は日本語字幕→英語字幕→字幕なしで3周すると効果的です。オススメは日常のシーンが多い Gossip Girl や Friends です。また、聞き流しで英語力を上げられるのは基礎トレを十分に行った上級者だけだということを覚えておきましょう。
リーディング学習についての補足
リーディングは、中学や高校で習った英語から理解できていない部分をなくすことと、語彙を増強することに焦点をあてましょう。文法問題の学習をする際は、丸暗記をするのではなく、「なぜそうなるのか」という理屈を説明できるようになることを意識してください。応用の効かない付け焼き刃のような学習では、長期的なレベルアップは望めません。また、金のフレーズなどを使用して学習をするときは「回転率」を高めることを意識してください。「1日10個をなんとかして覚える」というやり方よりも「1日200個を見て発音するを繰り返す」というやり方が効果的です。単語は「覚える」のではなく、「自然と覚えてしまう」という感覚が正しいと思ってください。こちらの学習は通勤や寝る前の時間を利用していくことをオススメします。ある程度の基礎がついてきたら、パート5とパート6を得点源にできるように努力をしましょう。800点近く取れるようになるまで、TOEICを解き切ることは難しいので、パート7の対策を始めるのは後回しで大丈夫です。金フレ→黒フレ→暗黒フレと語彙のレベルを上げながら、時期がきたらパート7の速読演習をしましょう。公式が出している教材では、理想的な読むスピードや読む際のポイントを学ぶことができます。最後に、満点を目指すような猛者は、より難しいTOEFLの学習をしてみてください。私自身もこの方法で最後の5点を埋めることができました。
英語学習全般についての補足
全般的なアドバイスとして、自分のレベルに合った教材を使うことはマストです。だからこそ、「470, 600, 730, 860点奪取」の教材をリストに入れています。また、公式の出している問題集は自分の実力を確かめる模試として使いましょう。それ以外で言うと、DMM英会話の瞬間英作文は脳内に英語回路を作るのに役立ちます。また、中学や高校で習った文法の復習にもなるので、取り組んで損はないと思います。ある程度の基礎ができたら、Native CampでアウトプットをしながらTOEICの演習をしましょう。自分が普段の学習で頭に入れた知識を取り出す練習にもなるので、楽しく続けられると思います。ちなみに、フィリピン留学は私も大学生の頃に3週間行ってきました。他の英語圏ではなくフィリピンを推す理由はコスパが良いからです。マンツーマンでTOEIC対策のレッスンを提供してくれるのにも関わらず、費用を抑えることができるので、選ばない理由が見つかりません。お金が有り余っているなら、アメリカやイギリスにゆっくり行ってくれば良いわけですし、プログリットなどのパーソナルコーチングを利用すれば話は早いはずです。最後、900点を超えてからはTOEICのための語彙や解き方を学ぶために演習を繰り返しましょう。語彙の増強は必要ですが、時間配分に気をつけたり、解き方のテクニックなどを詰め込んだりすることで、950点や990点が見えてくるはずです。
世界はどこまでもシンプルである。
自分が18歳の頃に始めた英語学習という旅が、これほどまでに人生を彩ることになるとは、当時は想像もしていませんでした。
そして30歳を迎えた今、『嫌われる勇気』という書籍の中で見つけた一節を思い出します。
「世界はどこまでもシンプルである。」
英語学習もまた同じなのだと思います。
挑戦して、失敗して、学習して、前進すればいいという簡単な話です。
いたってシンプルで、複雑に考える必要は全くないのです。
未来の自分を想像してみてください。
英語ができることによって、人生が好転している自分の姿を。
そして、覚えておいてください。
その未来は、今のあなたの努力と情熱によってのみ築かれます。
だからこそ、勇気を出して一歩踏み出しましょう。
最初の一歩がどれほど小さくても、その一歩が未来への大きな飛躍を意味します。
今、立ち上がって、未知の領域に挑戦する覚悟を決めましょう。
あなたの可能性は無限大だ。