賞賛される遠藤航さんの英語力
本記事では、言わずと知れた日本代表キャプテン、プレミアリーグのリヴァプールに所属する遠藤航さんの英語学習法についてまとめて紹介していきたいと思います。
この記事を書こうと思ったきっかけは、クロップ監督が遠藤さんとの契約について語った動画の中で、英語力に言及があったことです。
リヴァプールFCの公式YouTubeチャンネルに投稿された動画『「本当に優れた選手で、ピッチ上のマシンだ。」 | ユルゲン・クロップ監督が遠藤航について語る』を見てみましょう。
Reporter: Jürgen the club have agreed a deal to sign Wataru Endo from Stuttgart. Firstly, what’s your reaction, and secondly, what kind of qualities will he add to the squad?(ユルゲン、クラブがシュトゥットガルトの遠藤航との契約に合意しました。まず、どのような印象ですか?そして、どのような特質を彼はチームに加えてくれそうですか?)Kloop: I’m really happy. Wataru is a really good player. I know in this world of football how it goes and stuff like this, but have a look. Have a look. We got a really good player: experienced player, captain of Stuttgart, captain of Japan, speaks good English, nice fella, family man, machine on the pitch, good footballer…On top of that, sensational attitude. So, I’m really happy.(とても嬉しいよ。航は本当に良い選手だ。このフットボールの世界では何が起こるか知っているし、こんなもんだ。でも、見てみようじゃないか。見てみよう。我々は本当に良い選手を得た。経験があり、シュトゥットガルトのキャプテン、日本代表のキャプテン、上手に英語を話すし、いいやつだ。家族想いでもあり、ピッチ上ではマシーンのようだ。良い選手だよ。その上で素晴らしい態度の持ち主だ。だから、本当に嬉しく思っているよ。)
この発言から、クロップ監督は選手をピッチの上だけで見ているのではなく、総合的に評価しようとしているのが伝わってきますね。
それはさておき、プレミアリーグ1年目にして、「上手に英語を話す」と評される遠藤さんは、どのような英語学習に取り組んできたのでしょうか?
遠藤航さんの経歴
(出典:Liverpool Echo)
・生年月日
1993年2月9日(30歳)
・出身地
神奈川県横浜市戸塚区
・経歴
2010-2015 🇯🇵湘南ベルマーレ
2016-2018 🇯🇵浦和レッズ
2018-2020 🇧🇪シント=トロイデンVV
2019-2020 🇩🇪VfBシュトゥットガルト(ローン)
2020-2023 🇩🇪VfBシュトゥットガルト
2023-現在 🏴リヴァプールFC
海外生活は2018年からということなので、外国語を使用しての生活に慣れていることは間違いなさそうですね。
ちなみに、ベルギーはドイツ語、オランダ語、フランス語が公用語とされていますが、英語の通用度も高いと言われています。ベルギー出身の選手は多言語話者が多いことで有名です。
また、中学や高校は神奈川県の公立学校に通っていたようなので、特別な英語の授業は受けていなかったと思われます。
遠藤航さんの英語学習法①
遠藤さんは浦和レッズに在籍していた2017年から、海外へ進出することを見据えてオンラインのレッスンを受講し始めたそうです。
そして、その際に講師を務めたのがサッカー選手への語学指導を行うフットリンガル代表のタカサカモトさんだったとのこと。
「なんだ、結局エキスパートの指導を受けていただけか…。」と思った皆さん、待ってください。
遠藤さんとタカサカモトさんが、英語上達法について語っている動画を発見しました。その内容が興味深いんです。
動画を視聴する時間がないという人のために、重要だと思ったポイントを以下にまとめます。
・たくさん読んで、たくさん聞いて、たくさん話すことが大切
・パワープレー的に英文を暗唱していた
・英語の感覚を意識しながら日本語訳をせずに学んだ
・学校の英語の授業を聞いて理解しようと心掛けていた
・継続すること、英語に触れる機会を増やすことが大切
・試合で遠征のときにも勉強をしていた
・耳からの学習に取り組んでいたときもあった
・色々な教材を状況によって使い分けていた
・受験生はとりあえず速単をやっておけば大丈夫
何か特別な英語学習を使用していたのかと思えば、市販の教材を使って暗唱をしていたとのこと。
そして、英語にたくさん触れること、スキマ時間を活用すること、継続することについて話しています。
これがすべてだと思います。
取り組み方がまさに優等生的であるのは間違いないですし、本質をしっかりと押さえて学習していたことが理解できると思います。
我々もその部分を真似していきましょう。
遠藤さんが使用していた『速読英単語』は様々なレベル帯のものが出ているようなので、自分に合ったものを選ぶことをオススメします。
速読英単語シリーズは こちら から。
遠藤航さんの英語学習法②
(出典:PR TIMES)
遠藤さんが初の海外移籍先として選んだシント=トロイデンは、2017年から日本企業である DMM.com が経営権を所有しています。
同社の代表取締役である村中悠介氏は『週プレNEWS』の記事の中で、以下のような発言を残しています。
日本サッカーがさらに発展していくためには、選手も指導者も欧州に行くのが近道だと思うんですが、現実はそこまで簡単にはいかない。例えば、英語ができないまま海外に行っても苦労するじゃないですか。ただ、STVVなら日本人スタッフも現地に滞在していますし、彼らのサポートを受けながら海外の環境に慣れることができる。英会話にしても、ウチなら「DMM英会話」がありますし(笑)。選手だけでなく、指導者にとってもSTVVが欧州進出の第一歩になればという想いがあるんです。
まず最初に日本人スタッフや英会話のサポートが受けられるシント=トロイデンに移籍をすることで、英会話の部分でもサポートを受けていたようですね。
DMM英会話の公式ページは こちら から。
かくいう私も、初学者の頃からDMM英会話を活用して、英検1級とTOEIC満点を獲得するまでに至りました。
今でも継続してお世話になるほど、とても良いサービスだと思ってます。
いきなりオンライン英会話に手を出すのはハードルが高いかもしれません。
そういった方のために、DMM英会話では無料体験レッスンを2回まで、日本人講師に手取り足取り教えてもらいながら始めることができます。
失敗したからといって誰かに責められるわけでもないですし、練習試合でPKを蹴るくらいの感覚でチャレンジしてほしいと思いますね。
遠藤航さんの英語インタビュー
実際に英語でのインタビューの動画を見てみると、話し方が「英語できる人のそれ」だということが分かりますね。
質問も理解できているようですし、uh や you know などの繋ぎ言葉(フィラー)も自然に出てきている様子です。
サッカー関係の言葉だけでなく、日常的に使われる語彙も問題なく扱えているのは、速読英単語の効果でしょうか。
この動画に対するコメントで、2つ興味深いものがあったので紹介します。
What impresses me the most is actually his command of English. Well done Endo, excellent on and off the pitch!(実際のところ、私に最も感銘を与えているのは彼の英語力だ。いいぞ、遠藤。ピッチの中でも外でも素晴らしい!)
I just want Darwin to have the same level of english as Endo 🙏(ダルウィン・ヌニェスにも遠藤と同じレベルの英語力を持ってほしいよ🙏)
同僚のウルグアイ代表FWも引き合いに出しながら、遠藤さんの英語力が本当に高く評価されていることが伺えますね。
まとめ
この記事を書いていて、遠藤さんの英語力の根幹は、「学習に対する真摯な姿勢」にあるのだと気がつきました。
誰でも手を出せるような学習法である一方で、本人が「質」の部分を追求して取り組んできたことが伺えます。
現在はイングランドで生活をしているので、毎日リアルな英語に触れながら、さらに実力を伸ばしていることでしょう。
本当に尊敬できる日本代表のキャプテンですね。
今後、英語に力を注いでいきたいと思っているけど、踏ん切りがつかないという人には、以下の記事がオススメです。
【英語学習のススメ】誰でも簡単に人生を変えられる方法 【英語学習のススメ】誰でも簡単に人生を変えられる方法
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