永遠のライバル対決
(Man City Core より引用)
イングランド北西部、マンチェスターを本拠地とする2つのビッグクラブの対戦「マンチェスターダービー(Manchester Derby)」には140年以上の歴史があり、今でもなお英国中に熱狂を巻き起こしています。
なんと、両クラブが使用しているグラウンドは直線距離にしてわずか 6.4km しか離れていません。この距離感で世界を代表する2つのクラブが凌ぎを削ってきたわけです。現地の人がスタジアムへ足を運び、熱狂的に応援するのも理解できますね。
果たしてマンチェスターは「ユナイテッド(United)」なのか、それとも「シティ(City)」なのか、データをもとに熱い勝負の歴史を振り返っていきましょう。
チーム情報
Manchester United |
Manchester City |
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Red Devils |
Citizens |
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Old Trafford |
Etihad Stadium |
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Harry Maguire |
Fernandinho |
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Ralf Rangnick |
Josep Guardiola |
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タイトル獲得数で比較すると、圧倒的にユナイテッドがリードしている状況ですが、ここ最近はシティがメキメキと実力を伸ばしてきているのは周知の事実です。実際にシティがプレミアリーグを制したのは2011-12, 2013-14, 2017-18, 2018-19, 2020-21シーズンのこと。
このことから、2012-13シーズンを最後にプレミアリーグを制覇できていないユナイテッドとの力の差が埋まってきていることは明らかであり、逆転しているという見方にも納得ができます。
ちなみに、ユナイテッドはファーガソン監督が退任して以来はプレミアリーグのタイトルから遠ざかっています。今後、長期に渡って指揮を取る監督は現れるのでしょうか…?
リーグ通算対戦成績
(プレミアの前身リーグでの対戦は除く)
1992年に発足したプレミアリーグにおける直接対決の勝利数もユナイテッドが上回ってますが、圧倒的な差という訳ではありません。
多くのタイトルを獲得して世界の歴史に名を残してきたのはユナイテッドですが、マンチェスターダービーにおいては話が別ということです。
ちなみに、両チームがCLで対戦したことはまだありません。もしそうなった場合は、この上なく盛り上がる展開になりそうですね。
特筆すべきデータ
(2000年以降) |
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2020年12月12日 2021年3月7日 2021年11月6日 |
United 0 – 0 City United 2 – 0 City United 0 – 2 City |
なんと初回対戦は1881年…。その時期からライバル関係のチームって、他に存在しているのでしょうか?
最高得点差の試合はユナイテッドのホームで行われた試合でシティが6得点で粉砕するという衝撃の内容でした。
元イタリア代表のマリオ・バロテッリが WHY ALWAYS ME? を世に発信した試合でもありました。イングランドフットボール史に残る一幕です。
( Diario AS より引用)
近年では圧倒的なポゼッションによる攻撃を仕掛けるシティ相手に、ユナイテッドがどれほどコースを限定してプレッシャーを与えられるかが勝負の分かれ目になっていると思います。
個人データ
(2000年以降にもプレーした選手) |
ウェイン・ルーニー セルヒオ・アグエロ ポール・スコールズ |
11得点 9得点 7得点 |
(データの最終更新日: 2022年3月5日)
個人データを見てみると、流石に時代を彩ったビッグネームだらけになりましたね。マンチェスターダービーで活躍することの難しさが伺えます。
ちなみに、最多得点者であるウェイン・ルーニーのオーバーヘッドはダービーがあるたびに語られる伝説のゴールです。後半78分に決まったこのゴールが勝ち越し弾となって、ユナイテッドが2対1で勝利をおさめました。
( Sky Sports より引用)
これからまた時代を作っていくスーパースターが現れることでしょう。個人的にはブルーノ・フェルナンデス、ケビン・デ・ブライネに期待をしています。
白熱必至の一戦を見逃すな!
( mancity より引用)
マンチェスターを本拠地に置く2つのビッグクラブのプライドをかけたぶつかり合い。今回はシティの本拠地であるエティハド・スタジアムで試合が行われます。
「世界最高のフットボールリーグ」と称されるプレミアリーグにおいて、本物中の本物の試合がマンチェスターダービーです。ぜひ DAZN で観戦しましょう!
