【最新版】プレミアリーグに所属する20クラブのロゴ・エンブレム一覧

Premier League / プレミアリーグ

 


 
現在のプレミアリーグのロゴデザインは2016年から採用されているもので、エンブレムのライオンはPower(権力), Courage(勇気), Strength(強さ)の象徴として用いられているそうです。

クラブを愛するものにとって、ロゴやエンブレムには特別な想いがあるものです。得点をした際に、エンブレムを叩いたり、指で差したり、キスをするような選手がいるのはこのためですね。

(THE REAL CHELSEA FANSより引用)

本記事では『プレミアリーグに所属する20クラブのロゴ・エンブレム一覧』と題して、その背景にある「歴史」や「込められた想い」を紹介していきたいと思います。

ちなみに、エンブレムの画像は Football Logos というサイトより引用させてもらいました。それでは、一気に20チーム見ていきましょう!
 
 
 
 
 

Arsenal / アーセナル

 


 
✍️2002年から採用されている現在のデザインの中心にあるのが「黄金の大砲」です。これはアーセナルが軍の工場労働者を中心として創設されたことに由来があります。そもそも、英単語の arsenal には「兵器工場」などの意味があります。
 
 
 
 
 

Aston Villa / アストンヴィラ

 


✍️エンブレムの中央にいるのは「勢獅子(きおいじじ)」と呼ばれるライオンで、bravery(勇敢さ)、valor(勇気)、strength(強さ)の象徴だそうです。ライオンの目線の先にある白い星は1982年のヨーロッパカップ(現在のチャンピオンズリーグ)での優勝を示したものです。 
 
 
 
 
 

Brentford / ブレントフォード

 


 
✍️18ヶ月に渡るファンとの意見交換の後に、ブレントフォードは1993年にデザインされたエンブレムを現行のものに変更しました。1889年の創設、クラブの愛称である Bee(蜂)が分かりやすくなっていますね。この変更の際にクラブ幹部が強調していたのは、「これは Revolution(改革)ではなく、Evolution(進化)だ」という点でした。
 
 
 
 
 

Brighton and Hove Albion / ブライトン & ホーヴ・アルビオン

 


 
✍️ブライトンのエンブレムにある Seagull(カモメ)はクラブの愛称にもなっていますね。ブライトンという都市はイングランドの南東部に位置していて、海浜リゾートで有名なイギリスの観光都市であることから、このようなデザインになっています。
 
 
 
 
 

Burnley / バーンリー

 


 
✍️他のクラブに比べて、複雑なデザインなのがバーンリーのエンブレムですね。まず、羽をくわえたコウノトリはかつてバーンリーの街で栄えたスターキー家とデレーシー家に関連した紋章なんだとか。そのコウノトリが乗っているのは、街の主要な生産物である綿製品を表しています。その下の2匹の蜂は街の慌ただしい産業の様子を示し、その間にある手はクラブのモットーである Hold to the Truth.(真実を抑えよ。)に由来があります。さらに、その下の赤紫のラインはバーンリーを流れるブラン川を示していて、中央にいるライオンは「忠誠心」と1886年のアルバート・ヴィクターの来訪を暗示させるものだそうです。
 
 
 
 
 

Chelsea / チェルシー

 


 
✍️エンブレムの中央に位置する杖を持ったライオンは、チェルシー地区の貴族であるカドガン家の紋章にルーツがあるそうです。両側にあるのはイングランドのシンボルである赤いバラと、赤いサッカーボールですね。ボールの縫い目には年季を感じますが、多くのクラブがこのような「昔風のボール」を今もエンブレムに採用しています。
 
 
 
 
 

Crystal Palace / クリスタルパレス

 


 
✍️そもそもチーム名の「クリスタルパレス」というのは1851年にロンドン万博のために建設された水晶宮(すいしょうきゅう)と呼ばれる宮殿のことです。また、クラブのニックネームにもなっている鷹(イーグル)は1973年にマルコム・アリソン監督が、当時ヨーロッパで最も成功していたチームの1つであったポルトガルのベンフィカを意識して採用したものだそうです。これらの2つがあしらわれたエンブレムになっているわけですね。
 
 
 
 
 

Everton / エヴァートン

 


 
✍️中央の塔はエヴァートン地区にあるプリンスルパート城と呼ばれる建造物で、かつては酔った市民や犯罪者の留置所として使用されていた場所です。その両脇にあるのは「栄光」や「勝利」といった花言葉をもつ月桂樹(げっけいじゅ)の花輪です。下側の Nil Satis, Nisi Optimum というラテン語はクラブのモットーで「最高のものでなければ十分でない」という意味です。
 
 
 
 
 

Leeds United / リーズ・ユナイテッド

 


 
✍️リーズのエンブレムは比較的シンプルなデザインですね。中央には白いバラ、そしてその下に LUFC という文字があしらわれています。白いバラはリーズのあるヨークシャー州のシンボルとされている花で、「純粋さ」や「純潔さ」を象徴していると言われています。
 
 
 
 
 

Leicester City / レスター・シティ

 


 
✍️レスターの紋章であるキジムシロ(五葉飾り)を背景に、クラブのニックネームにもなっているキツネをあしらったのがこのエンブレム。ちなみに、キツネの頬に白い部分ができたのは2009年からだそうです。それまではすべて黄色で、ちょっと怖い感じでした。
 
 
 
 
 

Liverpool / リヴァプール

 


 
✍️上部のデザインは本拠地のアンフィールドにあるシャンクリー・ゲートを参考に作成されたもので、YOU’LL NEVER WALK ALONE(君はひとりじゃない。)のフレーズはクラブのアンセムとしても有名ですね。

(Liverpool Echoより引用)

中央の鳥はライバー・バードというリバプールの街のシンボルである神話上の生き物だそうです。また、その下の EST は Established の略で、創設という意味です。
 
 
 
 
 

Manchester City / マンチェスター・シティ

 


 
✍️マンチェスターのあるランカシャー州の紋章である赤いバラ、その背景には市内を流れるアーウェル川、メドロック川、アーク川を示した3本の線が入っています。そして、中央の帆船はマンチェスターがかつて港を活用して栄えた都市であることに由来があります。

(We All Follow Unitedより引用)

1973年まで使用されていたマンチェスターユナイテッドのエンブレムを見てみると、似たようなデザインをしているのが非常に興味深いです。
 
 
 
 
 

Manchester United / マンチェスター・ユナイテッド

 


 
✍️中央にはニックネームにもなっている「赤い悪魔」があしらわれています。ちなみにこの呼び方は、かつて同じグラウンドで練習をしていたヨーロッパ最強のラグビーチームに由来があると言われています。両サイドには年季を感じるサッカーボールがあるのは見ての通りですが、シティ同様に帆船を使用しているのが興味深いですね。
 
 
 
 
 

Newcastle United / ニューカッスル・ユナイテッド

 


 
✍️ニューカッスルのエンブレムにはノルマン時代のお城と2匹のタツノオトシゴがデザインされています。中央上部の天守閣にはセント・ジョージ家の槍旗を掲げる「半ライオン(demi lion)」があしらわれています。半ライオンについて詳しい情報は見つかりませんでしたが、ツバメの尻尾を持っているという特徴があります。ちなみに、中央の白黒の盾は1988年から採用されています。
 
 
 
 
 

Norwich City / ノリッジ・シティ

 


 
✍️カナリーズの愛称で知られるノリッジのエンブレムの左上にはお城(おそらくノリッジ城)とライオンが装飾されています。そして、最も目を引く「ボールに乗ったカナリア」は On the Ball, City という世界最古のチャントと関連がありそうですね。
 
 
 
 
 

Southampton / サウサンプトン

 


 
✍️最上部の光輪はサウサンプトンがセント・メリー教会によって創設されたクラブであることに由来があります。その下にはサッカーボールと、チームカラーの赤白のスカーフがありますね。そして盾の内部の木はサウサンプトン近郊にあるニューフォレストと呼ばれる保全地域を表しています。その下の3本の水色の波線はサウサンプトンがかつて造船業で栄えた都市であることを示しています。赤い背景の真ん中に位置しているのはハンプシャー・ローズというバラで、サウサンプトンのある地域を象徴するものだそうです。
 
 
 
 
 

Tottenham Hotspur / トッテナム・ホットスパー

 


 
✍️他のクラブと比較して、スタイリッシュなデザインになっているのがトッテナムのエンブレムです。大きくデザインされた鳥は闘鶏(とうけい)で、勇猛果敢さで知られたイングランドの騎士、ハリー・ホットスパーに由来があるとされています。その下にはちょっと変わった縫い目のあるサッカーボールが装飾されています。
 
 
 
 
 

Watford / ワトフォード

 


 
✍️チームカラーである黄色と黒の背景に、赤い牡鹿が特徴的なのがワトフォードのエンブレムです。チームの愛称がホーネッツ(スズメバチ)なので、エンブレムと齟齬があるという珍しい状況を持っています。かつてはスズメバチをあしらったエンブレムも採用していましたが、サポーターからの投票で、牡鹿の方を採用することに決まったとのことです。
 
 
 
 
 

West Ham United / ウエストハム・ユナイテッド

 


 
✍️ウエストハムのエンブレムの中央にはクロスした2つのハンマーが配置されています。これはサポーターに製鉄所で働く労働者階級の人々が多かったことに由来があります。ちなみに、最下部に LONDON の文字が追加されたのは、ウエストハムが本拠地をロンドン・スタジアムに移した2016年のことでした。
 
 
 
 
 

Wolverhampton Wanderers / ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ

 


 
✍️クラブの愛称にもなっているオオカミを中央においた、とてもシンプルなデザインとなっているのが、ウルブズのエンブレムです。ちょっと面白みがない、というかダサい…ですかね?(笑) とはいえ、過去に使用されていたエンブレムはプーマの偽物のような感じでした(笑)さすがにこれよりは改善がなされたということにしましょう!

(worldsoccerpins.comより引用)

 
 
 
 
 

終わりに

さて、自分のお気に入りのチームのエンブレムに「込められた想い」とはどのようなものなのか、楽しみながら読むことはできたでしょうか?

プレミアリーグが大好きな自分ですが、由来を知らないものもいくつかありましたが、100年以上の時を超えるエンブレムにはどれもクラブの「DNA」が詰まっていますね。

記事の最後に、各国リーグや大会の視聴方法を以下にまとめておきましたので、チェックしてみることをオススメします。

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(情報更新日:2022年11月22日)

ちなみに、これを機に海外サッカーに興味が沸いたという人は、海外サッカーの楽しみ方7つをレベル別に紹介 という記事もぜひご参照ください。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。