純ジャパがTOEIC900を突破するための勉強法【英会話力もアップ】

TOEIC900を突破するために

(ETS TOEICより引用)

自分はかつて、英語にほとんど興味のない理系大学生でしたが、継続的なTOEICの学習を通して、980点を取得することができました。自己紹介は こちらの記事 で行なってます。

(ただ、1年間のイギリス大学院留学へ出かけていたので、ちょっと反則かもしれません。)

ちなみに、これは900点を目指そうという記事なので、730点を取得する程度の英語力がある前提で話を進めさせてもらいます。

自分にどれくらいの英語力があるかどうか分からない人や、TOEIC を初めて受験するという人は『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』で力試しをしてみるのが良いと思います。

とはいえ、TOEICは5点刻みでスコアが出るテストなので、どんなレベルにせよ着実な取り組みは必ず結果に現れます。

英語を学ぶことで、幸せになる人を増やしていきたいと思いますので、頑張って書いていきます。ぜひ、読んでみてください。

[ 全体として ]  
・基礎トレをしない人はダメ
・Part1はテクニック、Part2は楽勝
・Part3と4は事前準備
・Part5〜6はベタ読み推奨
・Part7もベタ読み推奨、ただし例外あり

 
 
 
 
 

基礎トレをしない人はダメ

TOEIC900点を目指す際にあたっては、「知らない」や「分からない」はほとんど許されません。集中力の限り問題を解いて、意識の乱れによる「ミスのみが許される」という状況だと思ってください。

したがって、普通に単語帳を買って、普通に全部覚えるという、「勉強」というより「作業」の部分が絶対に必要なはずです。(覚え方は…730点程を取れる皆さんなら理解しているはずです。)

実際に自分が使用していた単語帳は『金のフレーズ』と『暗黒のフレーズ』の2つです。どちらも50周くらいして、すべて覚えました。

ちなみにこの『暗黒のフレーズ』の中に upholstered「革張りをした」という単語があって、「こんな単語いつ使うんだよ!」って思ったのですが、実際にPart7の英文の中に含まれていたんですよね。

本当に驚いて、逆に意識が乱れてしまったくらいですが、コツコツと基礎トレをしておくことは大切だなぁと思ったエピソードです。
 
 
 
 
 

Part1とPart2について

Part1は being done の形と having been done の違いを意識して練習しておくとよいですね。以下の画像で見てみましょう。

この状況で、正しいのは(A)と(B)のどちらでしょう?

(A) Some parasols are being set up on the beach.
(B) Some parasols have been set up on the beach.

日本語で考えるとどちらも正しいような気がしますが、正解は(B)です。細かく違いを訳出するのであれば、(A)は「パラソルはセットされているところだ」で、(B)は「パラソルのセットが完了されている」となります。

このテクニックを教えてくれたのが、『TOEICテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応』という書籍です。こういった微妙な違いを扱った例題も豊富に用意されていますので、ぜひ手に取ってみてください。

その他、たま〜に語彙が難しくて、よく分からない問題もあるのですが、消去法で乗り切りましょう。そして、Part2は3択なので難易度がグッと下がります。あまり問題はないかと思います。

 
 
 
 
 

Part3とPart4について

Part3とPart4はリスニング力というより、事前準備力が勝敗を分けるところですね。まず、自分はPart1の説明が流れている時間で、Part3とPart4の図表問題に目を通します。

なぜなら、リスニングの後半にいけば行くほど、集中力も失われ、事前準備に割ける時間が少なくなるからです。

図表問題の状況把握は先に行った上で、Part1とPart2をやり切ります。そして、鬼門のPart3とPart4に突入です。

自分は Question と選択肢を最初から最後まで「ベタ読み」していました。そうすると、放送まで少し時間が余りますので、もう1回 Question だけを読んで、会話の流れを逆順で叩き込みます。以下の図①〜④の流れですね。

(ETS TOEICより引用)

放送が始まるまでに、「最後に『男性が何の申し出をするのか』、途中で『男性が女性に何を尋ねているのか』、最初は『なぜ女性が電話をしているのか』を聞き取れば良いのだな」という認識が完成しているわけです。

そこから放送を聴き始め、あとは流れで解答していきます。分からない問題があればスッと諦めて D をマークして、放送が終わった瞬間に次のページにいきます。

 
 
 
 
 

Part5とPart6について

TOEICで730点程度を取得できる人であれば、大体の文法事項は頭に入っているはずです。そんな人にとっても良い練習になるのが『新 TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』という書籍です。

少なくとも「Part5なんて間違うわけない!」と自分の力を過信していた私には良い薬になりました。

この書籍を解き進めていて気がついたのは、空所の直前・直後のみで判断できそうな場合でも、最初から最後まで読んだ方がよいということです。例えば、以下の問題を見てみてください。

Mr. LeBranc will need to rent or borrow a vehicle while _____ is undergoing repairs in the shop.(新 TOEIC TEST 900点特急 パート5&6より引用)

(A) he
(B) him
(C) his
(D) himself

この問題においては、接続詞の while があることから → 後ろに S V がくる! と考え、空所に入るのは (A) he だと早合点をしそうになります。

しかし、意味を考えてみれば、「彼の(車)を修理に出している間、Mr. LeBlanc は車をレンタルするか誰かに借りるかする必要があるだろう」となると分かり、正答の (D) his にたどり着くことができます。

これはPart6においても同じことです。空所の直前・直後の雰囲気で判断できそうな問題でも、必ず最後まで読みましょう。そして、それを時間内に行えるだけの速読力を身につけておくことが大切なのです。

 
 
 
 
 

Part7について

私はPart7も最初から最後までベタ読みをしていました。これは多くの書籍で推奨されている方法ではないのですが、個人的には超オススメです。

英文と設問を行ったり来たりしていると、いちいち思考が途切れますし、2つ以上の情報を組み合わせて答えを導く問題に対応することができません。

だから、どんなに長い英文でも、まずは最初から最後までベタ読みするということを行っていました。そして、答えるときも一気に2問から5問を処理していきます。

記憶の保持(リテンション)が重要となる解き方ですが、慣れてくるとそれほど苦ではありません。

むしろ、この方法でスッと答えられない部分は英文が読めてないんだと思います。なんとなく読み進めた気になっているだけかな…と。

ただし唯一、以下のような情報のリストが与えられる英文では、設問を先に確認してから読む方が効率が良いと感じています。

(ETS TOEICより引用)

 
 
 
 
 

終わりに

いかがだったでしょうか?TOEICの攻略法はたくさんありますが、大切なことは「自分でカスタマイズしていくこと」だと思います

学習を進める中で、自分にとって最善の方法を見つけていってください。ここからはTOEICの学習に疲れたときに自分がやっていた活動を3つ紹介したいと思います。

まず1つ目は英語のラジオを聴くということです。BBC Radio はネット接続さえあれば無料で聴くことができるので、部屋の掃除をしながらだったり、寝る前に5分だけ聴いたりという感じで利用していました。

もう2つ目は邦楽を英語に翻訳してみるという活動です。これは難易度が高い活動なのですが、適切に英語で表現ができたときは感動します。

3つ目は DMM英会話 です。これだけは自分が10年近く利用しているサービスで、安価に毎日25分のレッスンを受講することができます。

単純に英会話力も上がりますからね。TOEIC900点だけど全く話せないのは面白くないでしょうし。

ちなみに、1時間後にレッスンを予約をすることで、「あと1時間、自主学習を頑張ろう!」というモチベーションにつなげることもできます。

最後に、これは絶対に手に入れた方が良い!とお伝えしたいのが マークシート用のシャーペン です。

TOEICは1分1秒を争う試験なので、マークを塗る時間が少なければ少ないほど良いのは明らかです。ぜひ、最善の準備をして試験に臨んでください。

それでは、皆さんが目標を達成できることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
 
 
 

記事内で紹介した書籍・サービス一覧

 
TOEIC公式問題集


 
 
 
金のフレーズ


 
 
 
暗黒のフレーズ


 
 
 
990点対応問題集


 
 
 
新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6


 
 
 
DMM英会話


 
 
 
マークシート用シャーペン